春に山菜、秋にきのこ、我家の山は私だけの遊園地。
年令のせいか、肉体労働のスピードが落ち、無理をしない。長くは頑張らないのナイナイ主義も加わり、近年松林であった所が華やかなつつじの目立つ山となり、地味乍ら榊も着実にあちこちに育ち始めている。
何とかしないと山菜もきのこも採れなくなってしまうと、気になっていた。
日曜夜のテレビで息子さんとお母さんが山奥の元の家まで週末だけ山の手入れに通っている内容で、息子さんが伐採した雑木の枝を70才のお母さんがシュッと紐を引いてチェーンソーのエンジンをかけ、リズミカルに切り落とし、土砂崩れ止めの柵の所へ運んでおられた。
私にも出来るかな
思い始めたら止まらない。友人のご主人にアドバイスを頂き、ホームセンターへ、実演を見せてもらい、ちょっと掲げてみる。
重いけど何とかなりそう、自分でセットするべきチェーンだが店の人にセットしてもらい、試運転、ダイジョーブだ。
翌日早朝山に行き、涼しい中でエンジン始動、用心用心でゆるゆると細い若木を切ってゆく。30分で約6坪、畑しめじの出る場所をきれいにした。汗だくだがやはり道具、私にしては効率が良い。
77才のチェーンソーデビューは右腕の筋肉痛3日の付録付きでした。