豪雪のニュースを見聞きする度に北国での生活の厳しさをずっしりと感じるが、この辺りは異常な少雪の冬が続いており春先の農業用水不足が案じられる。
かつての農村では、秋の取入れが終ると冬に備えてたきぎ作りや薪割に励んだ。
台所、風呂、暖房がガスや電気に変わった現在、炭焼も含めて山仕事が激減した。結果、荒廃の山が多くなった。
先日、風も無く暖かい日に持山に行き倒木の枝を持ち帰りやすい長さに切り、染色作業に必要な薪を作った。
頭を空っぽにして身体を動かし、反物蒸し二回分の薪を作り、ついでに若い雑木を株から切って山の掃除をして、少し息が上がったが働いた。と自己満足
山の中で動いていると小鳥が様子見に近づいたり、狸がそっと眺めていたりするのだが、今回は動物達に会えず残念だった。
少しづつすっきりして来る山の様子を喜んでいる私は東京に住む姪がつけたあだ名通り、山姥だと笑ってしまう。
原始的なのこぎりでゴリゴリの作業だった為、夕方には手首が痛み、大判湿布でしのいだ。