小さな蕾のついた紅梅の枝と少し太めの枝を染材用に切り削ったものを「お試しください」と仲間が持って来て下さった。
早速煮出し、染液を作り、絞りを施した絹のスカーフを染めた。
やさしい紅色を期待していたが、強烈なオレンヂだ。
紅色はすでに蕾に注入されてしまっていた。半月早く切っていれば…残念
それでも絞った絹のスカーフが使えないではもったいない。
前日、他の染で煮出して濾した残りの蘇芳チップが出番を待っているようではないか
湯を入れ、煮出すこと30分、この液で重ね染、椿葉の灰汁の上澄液で反応させた所、色見本のような赤。
これでは大人は使えない
と、沈殿している灰の中で反応させたら落ち着いた色になった。
上澄液には特別なアルミが含まれているのだが、沈殿の灰の中には鉄分が含まれているのだろうか
次回、別の植物染で試してみたい。
右手首の腱鞘炎がまだ完治せず、振袖の糸目糊置をためらっている。
さりとて個展の期日は迫る。
絽の夏帯を型染でスカッと…と思い立ち型糊を作り作業にかかった。
久しぶりの型染は楽しい。
彩色の後、発色と定着を促す蒸しの作業。ブリキの竈 (くど)に大釜を乗せ、水を入れ釜の上に犬小屋のような木製の蒸し器を乗せ、その中に染めた布をセットする。
松山で集めて来た薪を燃やして蒸気を立て100℃以上の蒸気で45分蒸し、その後は水洗で糊を落とす。
思い通りの色と模様が現れると一安心。
使い残しの糊も早く使わないと変質してしまう。麻の端布でテーブルセンターを、と糊を置いた。さてどんな色彩にしようか