田植の季節になると作業場の裏の斜面に笹百合が咲く。
年毎に少しずつ数を増すのも嬉しい。
二月に草刈をしておくと、春一番に独活菜(うどな)次に蕗、三番目が笹百合で、自然の恵みを楽しませて頂いている。
笹の群生が百合をかくすように茂っているが、白い花が開く頃には百合の茎が少しだけ伸び出て来る。
周囲の笹や柔らかい蔓草(つるくさ)が強い雨や風から笹百合を守っている様子を今年はじめて認識した。

百合根は狸や猪の好物、林道から見える場所は秋、猪に荒らされ悲惨な状態になる。
作業場の裏の百合は30年近く咲き続け、笹の根に守られて生き延びて来た。
茎が次第に太くなり花丈も長く、1mを越すものもある。

驚いたのは一本の茎に咲く花の数、二輪から三輪と増えてゆき、今年は最高が八輪、五輪のものもあり、一人で楽しむのももったいないと、郵便局へも差し上げた。
家中に百合の香が漂う数日間は理由なく幸である。

 

国会が閉会となり、衆議院議員のあべ俊子先生が「お元気?次の外国は?」と23日我が家にみえ、短い時間だったが、いっぱいおしゃべりをして元気とファイトを頂いた。
頭の回転が速く、気さくで良識の人。何よりも温かいお人柄で私は大ファン。
益々のご活躍を願う。